食事を通して世界とつながることは、日常に小さな冒険を加えてくれます。旅行中や外国人と交流する際、「おいしい」と伝えたい場面が多いものの、どの言葉でどう表現したらよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
また、SNSで海外の料理を紹介する際や現地の人と会話を楽しむ場合、その国の言葉で味を伝えることで、コミュニケーションがぐっと深くなります。
本記事では、イタリアンやフレンチ、日本や世界各地の「おいしい」の表現や使い方をやさしく解説します。日常や旅先で役立つフレーズも、場面ごとに具体的にご紹介します。
世界の言葉で「おいしい」を伝える楽しさとコツ

食文化を味わうとき、その国の言葉で「おいしい」と伝えることで、相手との距離がぐっと近くなります。どこの国でも「おいしい」という言葉は、作り手や提供者、共に食事をする人たちにとって嬉しいものです。
言葉一つで会話が弾んだり、現地の人と笑顔で交流できるのは食の楽しみの一つです。日本語の「おいしい」にも種類があるように、各国の言語にもさまざまな表現やニュアンスがあります。フレーズを知ることで、料理の感動をより豊かに伝えられます。
英語で「おいしい」を表現するフレーズ
英語で「おいしい」を伝えたい場合、最もよく使われるのが「Delicious(でりしゃす)」です。しかし、ほかにも「Tasty(ていすてぃー)」や「Yummy(やみー)」など、カジュアルな場面や子ども同士の会話で使われる表現もあります。
たとえば、上品なレストランでは「This is delicious.(これはおいしいです)」や、「It tastes great!(とてもおいしいです)」と伝えると好印象です。友人との食事では「So yummy!(すごくおいしい)」や「Super tasty!(とてもおいしい)」が自然に響きます。
いくつか代表的なフレーズをまとめると、以下の通りです。
フレーズ | 読み方 | シーン例 |
---|---|---|
Delicious | でりしゃす | レストラン、一般的 |
Tasty | ていすてぃー | カジュアルな食事 |
Yummy | やみー | 友達や家族、SNS |
英語では表現に合わせて声のトーンやジェスチャーも加えると、気持ちがより伝わります。
イタリア語で伝える「おいしい」のバリエーション
イタリア料理を味わう時、現地の言葉で「おいしい」と伝えると、店員さんや作り手にとても喜ばれます。イタリア語で一般的に使われるのは「Buono(ぼーの)」で、男性名詞や中性の料理によく使います。女性名詞の料理には「Buona(ぼーな)」となり、性別によって語尾が変わります。
さらに、感激したときは「Ottimo!(おってぃも)」や「Squisito!(すくぃずぃーと)」などもよく使われます。
シンプルな表現をまとめると以下の表の通りです。
フレーズ | 読み方 | ニュアンス |
---|---|---|
Buono | ぼーの | 一般的においしい |
Buona | ぼーな | 女性名詞の料理に |
Ottimo | おってぃも | 最高においしい |
Squisito | すくぃずぃーと | とても上品で美味しい |
会話の中では「È molto buono!(え もると ぼーの)」=「とてもおいしい!」と一言添えるだけでも、場が和やかになります。
フランス語で「美味しい」を伝える言い方
フランス料理を楽しむ際には、現地の言葉で感動を伝えてみましょう。最もポピュラーなのは「Délicieux(でりしゅ)」、女性名詞の場合は「Délicieuse(でりしゅーず)」となります。また、カジュアルな会話では「C’est bon!(せ ぼん)」=「おいしい!」という表現も親しまれています。
さらに、少し丁寧に伝えたい場合は「C’est excellent!(せ えぐぜらん)」や「C’est merveilleux!(せ まーべいゆ)」など、驚きや感動を込めるフレーズも使えます。
フランス語の表現をまとめると、以下の通りです。
フレーズ | 読み方 | ニュアンス |
---|---|---|
Délicieux | でりしゅ | 一般的な「美味しい」 |
Délicieuse | でりしゅーず | 女性名詞 |
C’est bon | せ ぼん | カジュアル・日常会話 |
C’est excellent | せ えぐぜらん | とても素晴らしい |
フランス語では、表情や声のトーンも大切です。心からの「せ ぼん!」は、相手にしっかり伝わります。
ドイツ語で使える「おいしい」の表現集
ドイツ語で「おいしい」は「Lecker(れっかー)」が最も一般的です。子どもから大人まで幅広く使われていて、レストランでも家庭でもよく耳にします。やや丁寧な表現には「Schmeckt gut(しゅめくと ぐーと)」=「良い味がする」という言い方もあります。
他にも「Ausgezeichnet!(あうすがいつねっと)」=「素晴らしい!」や、「Vorzüglich!(ふぉあつゅーりひ)」=「とても美味しい」など、感動が伝わる言葉もあります。
主要な表現を表でまとめると以下の通りです。
フレーズ | 読み方 | シーン例 |
---|---|---|
Lecker | れっかー | 家庭・カジュアル |
Schmeckt gut | しゅめくと ぐーと | レストラン・丁寧な言い方 |
Ausgezeichnet | あうすがいつねっと | 感嘆・高評価 |
ドイツ語でも、料理を口にしてすぐに「れっかー!」と口にすれば、気持ちがしっかり伝わります。
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多言語で「おいしい」を言うシーン別活用例

外国語で「おいしい」を使い分けるとき、場面に合った表現を選ぶことが大切です。
会話の雰囲気や相手との関係性に合わせて言葉を選ぶと、より自然なコミュニケーションが生まれます。以下では、さまざまなシーンごとに使える例やポイントを解説します。
レストランで料理を褒めるときの表現
レストランでは少し丁寧な表現や敬意を込めた言い方が適しています。英語なら「This dish is delicious.(この料理はおいしいです)」や「I really enjoyed this meal.(この食事はとても楽しめました)」と伝えると好印象です。
イタリア語では「Questo piatto è squisito.(くえすと ぴあっと え すくぃずぃーと)」=「この料理はとても美味しいです」と言うと、シェフや店員さんに感謝の気持ちが伝わります。フランス語なら「Ce plat est délicieux.(す ぷら え でりしゅ)」と、一品ごとに特別感を持たせられます。
ドイツ語では「Das Essen war ausgezeichnet.(だす えっせん ばー あうすがいつねっと)」=「食事は素晴らしかったです」など、丁寧な言い回しが喜ばれます。
友人や家族と食事を楽しむ際の一言
家族や友人とリラックスした食事をするときは、カジュアルな表現がぴったりです。英語なら「So yummy!(すごくおいしい)」「I love this!(大好き)」など、気軽に気持ちを伝えられます。
イタリア語では「Che buono!(け ぼーの)」や「Buonissimo!(ぼーにっしも)」=「ものすごくおいしい!」がよく使われます。フランス語なら「C’est trop bon!(せ とろ ぼん)」=「最高においしい!」と仲良し同士の雰囲気を盛り上げます。
ドイツ語では「Lecker!(れっかー)」や「Sehr lecker!(ぜーあ れっかー)」=「とてもおいしい!」が気軽に使えて便利です。
旅行先で現地の人に味を伝えるコツ
海外旅行で現地の人に料理の感想を伝える際は、短くシンプルなフレーズを使うのがポイントです。発音が難しい場合は表情やジェスチャーを添えると、より伝わりやすくなります。
現地の言葉で「おいしい!」と一言伝えたり、相手の目を見て笑顔で「Buono!(ぼーの)」「Délicieux!(でりしゅ)」と声をかけるだけで、相手も嬉しそうな表情を見せてくれます。
また、現地の人におすすめの料理を聞くときも「What do you recommend?(おすすめは何ですか)」など一緒に使うと会話が広がります。
食レポやSNS投稿で使いたいフレーズ
SNSやブログで料理を紹介する場合も、世界の「おいしい」表現を使うと個性的な投稿になります。英語なら「Absolutely delicious!(本当においしい!)」「Must-try!(必食!)」など、写真と合わせて使えます。
イタリア語の「Buonissimo!(ぼーにっしも)」やフランス語の「C’est exquis!(せ えくすき)」=「とても美味」といった表現も目を引きます。
投稿文の例としては、「This tiramisu is squisito!(このティラミスはとてもおいしい!)」や、「Le curry est délicieux!(カレーは美味しい)」など、具体的な料理名と一緒に添えると説得力がアップします。
よく使われる国や地域ごとの「おいしい」表現集

世界にはたくさんの言語があり、それぞれに独特の「おいしい」の言い回しがあります。
ここでは、アジア・ヨーロッパ・中東・アフリカ・南米・オセアニアで使われる定番フレーズを分かりやすくご紹介します。
アジアの言語で伝える「おいしい」
アジア各国の食文化は豊かで、現地の言葉で「おいしい」と伝えることで、交流がより深まります。よく使われる主な言い方をまとめました。
言語 | フレーズ | 読み方 |
---|---|---|
中国語 | 好吃 | はおちー |
韓国語 | 맛있어요 | ましっそよ |
タイ語 | อร่อย | あろい |
ベトナム語 | Ngon | んごん |
どの国でも「おいしい」と伝えたあと、笑顔を見せるだけで場が和みます。発音に自信がなくても、気持ちが伝わるのが嬉しいポイントです。
ヨーロッパ各国の「おいしい」フレーズ
ヨーロッパには多様な言語があり、それぞれ食文化とともに独自の表現があります。代表的なフレーズをまとめます。
言語 | フレーズ | 読み方 |
---|---|---|
スペイン語 | Está rico | えすた りこ |
ポルトガル語 | Está gostoso | えすた ごすとぞ |
ロシア語 | Вкусно | ふくすな |
スペイン語やポルトガル語では、料理ごとに男性・女性名詞で変化することもあるので、耳で聞いた響きをまねるだけでも十分です。
中東やアフリカの「おいしい」表現
中東やアフリカの言語にも、親しみやすい「おいしい」の表現があります。旅行やイベントで使うとよろこばれるフレーズをまとめます。
言語 | フレーズ | 読み方 |
---|---|---|
アラビア語 | لذيذ | らずぃーず |
トルコ語 | Lezzetli | れぜっとり |
スワヒリ語 | Tamusana | たむさな |
どの言語も、料理を指差しながら伝えると、現地の人と楽しくやりとりできます。
南米やオセアニアで使われる「おいしい」
南米やオセアニア地域では、スペイン語やポルトガル語系の「おいしい」が多く使われますが、現地独自の表現も存在します。
言語 | フレーズ | 読み方 |
---|---|---|
ブラジル | Está delicioso | えすた でりしおぞ |
オーストラリア(英語) | Yummy | やみー |
マオリ語 | reka | れか |
とくにオーストラリアやニュージーランドの現地文化に触れる場合、少しだけ地域独特の言い方を覚えておくと便利です。
「おいしい」以外の外国語フード関連フレーズも覚えよう

グルメ体験をより豊かにするためには、「おいしい」だけでなく食事に関するあいさつや感想も覚えておくと便利です。
ここでは、食事の始まりから終わりまで、さまざまな場面で使えるフレーズをご紹介します。
「ごちそうさま」や「乾杯」の言い方
食事の締めくくりや乾杯の場面では、その国ならではの表現を使うと印象が良くなります。世界の主要なフレーズをまとめました。
意味 | 英語 | イタリア語 | フランス語 |
---|---|---|---|
ごちそうさま | Thank you for the meal(さんきゅー ふぉー ざ みーる) | Grazie per il pasto(ぐらつぃえ ぺる いる ぱすと) | Merci pour le repas(めるしー ぷーる る るぱ) |
乾杯 | Cheers(ちあーず) | Salute!(さるーて) | Santé!(さんて) |
食事が終わったら「Thank you for the meal」と伝えると感謝の気持ちが伝わり、乾杯の際に「Salute!」や「Santé!」と言えばその場が盛り上がります。
「ありがとう」や「また来ます」の一言
料理やサービスに感謝の気持ちを伝えたり、また訪れたい意志を示すときも、現地語の一言が役立ちます。
シーン | 英語 | イタリア語 | フランス語 |
---|---|---|---|
ありがとう | Thank you(さんきゅー) | Grazie(ぐらつぃえ) | Merci(めるしー) |
また来ます | I’ll come again(あいる かむ あげいん) | Tornerò(とるねろ) | Je reviendrai(じゅ るゔぃあんどれ) |
食事の席で「Thank you」と一言伝えるだけでも、店員さんの表情が和らぎます。
食事の感想を細かく伝える表現
「おいしい」以外にも、具体的な感想を伝えることで相手の印象が良くなります。たとえば英語では、「It’s very flavorful(とても風味が豊かです)」や「The texture is great(食感が良いです)」などがあります。
イタリア語では「Molto saporito(もると さぽりーと)」=「とても味わい深い」、フランス語では「C’est tendre(せ たんどる)」=「柔らかい」など、料理の特徴に合わせて言い分けることができます。
具体的なフレーズをいくつか挙げます。
内容 | 英語 | 読み方 |
---|---|---|
風味が豊か | Very flavorful | べりー ふれいばふる |
柔らかい | Tender | てんだー |
バランスが良い | Well balanced | うぇる ばらんすど |
こうした表現を覚えておくと、より気持ちが伝わります。
注意点と場面ごとのマナー
現地の言葉で気持ちを伝えるときは、場面や文化ごとにマナーを意識することも大切です。たとえば、目上の人やフォーマルな場では丁寧な言葉を選ぶよう心がけましょう。
また、ジェスチャーや声のトーンにも注意が必要です。レストランでは大きな声を控えたり、料理人の前では誇張しすぎないようにするなど、場の空気を読むことがポイントです。
国や地域によっては「おいしい」以外の褒め言葉や、食事の作法に特別なルールがある場合もあるので、下調べしてから現地に向かうとより安心できます。
まとめ:世界の「おいしい」で広がる食とコミュニケーション
世界中の「おいしい」を現地の言葉で伝えられると、食事を通したコミュニケーションがより豊かになります。旅先や異文化交流の場で、ちょっとした言葉を使うだけで、相手との距離がぐっと近づくのです。
各国の「おいしい」や関連フレーズを覚えておくと、単なる味わいだけでなく、心の交流や思い出も深まります。ぜひ、いろいろな言葉で「おいしい」を伝え、新しい出会いや体験を楽しんでみてください。
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